【2026年4月第2週】日本のサイバー脅威レポート|マルウェア動向と対策まとめ
- 4月7日
- 読了時間: 4分
更新日:5月1日

2026年4月第2週 日本のサイバー脅威レポート
2026年4月、日本国内のサイバー脅威は引き続き活発化しています。今回のランキングから見えてくるのは、従来の「システムを破壊する攻撃」から、認証情報やデータを狙う攻撃へのシフトです。
特に注目すべきマルウェアは以下の通りです。
順位 | マルウェア名 | 件数 |
1 | Tycoon 2FA | 134,770 |
2 | Emotot | 121,775 |
3 | Agent Tesla | 54,487 |
4 | EvilProxy | 50,555 |
5 | njRAT | 49,517 |
6 | RedLine | 46,793 |
7 | Lumma | 45,185 |
8 | AsyncRAT | 44,434 |
9 | Remcos | 41,997 |
10 | XWorm | 40,365 |

図説:マルウェア分析プラットフォームANY.RUNの公開データをもとに、日本リージョンの直近14日間の傾向を整理
これらは実際の観測データに基づいたランキングであり、現在どの脅威が現実に多く使われているかを示しています。
今月の脅威ハイライト
① 認証情報を狙う攻撃の増加
「Tycoon 2FA」の増加から見えるのは、
システム侵入ではなく
認証の突破を狙う攻撃の増加
です。
つまり
「ログインできれば勝ち」という攻撃に変わっています。
② 情報窃取型マルウェアの拡大
以下のようなマルウェアが増加しています。
RedLine
Lumma
Agent Tesla
これらは
ブラウザの保存情報
パスワード
セッション情報
を抜き取ることに特化しています。
③ 遠隔操作型マルウェアの継続的な利用
AsyncRAT
njRAT
Remcos
などは依然として多く使われています。
理由はシンプルで
導入が簡単
長期間潜伏できる
発見されにくい
ためです。
日本企業への影響
今回の傾向から見えるのは
「侵入されるか」ではなく「どう使われるか」という視点の変化です。
つまり
静かに侵入される
気づかれずに使われる
被害が広がる
という流れです。
特に
取引先
サプライチェーン
への影響も無視できません。
今すぐ現場でできる5つのセキュリティ対策
① アカウント管理の強化
多要素認証の徹底
管理者権限の最小化
不審なログインの監視
② 認証情報の漏えいチェック
パスワードの定期変更
漏えい確認
外部流出の監視
③ 不審な挙動の検知
通信の異常検知
ファイルアクセスの監視
未知プロセスの確認
④ エンドポイント対策
セキュリティソフトの導入
不審ファイルのブロック
フィッシング対策
⑤ サプライチェーン対策
委託先のセキュリティ確認
最低限の基準設定
外部リスクの可視化
PIPELINEができること
マルウェア検知・異常検知
RiskSensorにより外部から見えるリスクや不審な通信を可視化します。
不正アクセスの調査
ThreatIDRが攻撃の痕跡を分析し、侵入経路や影響範囲を把握します。
情報漏えい対策
DatalaiQによりデータの流れを監視し、不正な持ち出しを防止します。
まとめ
2026年のサイバー攻撃は
「壊す攻撃」から「奪う攻撃」へと大きく変化しています。
多くの企業が
システムは守れている
対策はしている
と考えていますが、実際には
見えない形で侵入されているケースも増えています。
お知らせ
SCS評価制度、(サプライチェーンセキュリティ対策評価制度)の★3取得のフローをわかりやすく30分ほどの動画で解説しております。ぜひお申し込みからご視聴ください。
✦ さいごに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私たちPIPELINE株式会社は、私たちは、サイバーセキュリティと脅威情報(Threat Intelligence)を専門とする専門家集団として、
日々、現場でお客様とともに脅威に向き合っています。
「社内に専門チームがあっても、リソースが足りない」「どこから手をつけたら良いか分からない」「攻撃される前提で現実的に備えたい」
といったご相談は少なくありません。会社の規模に関係なく、守りが弱い部分を狙われやすいというのが今の状況です。
そして、社内だけで抱え込むことで、どうしても見落としが生まれやすくなります。
だからこそ、私たちは理想論ではなく、現場で役立つ方法に絞り、スモールスタートで手軽に始められる形をご提案しています。「できる範囲の一歩」でも、安全性は大きく変わります。
少しでも不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。最短でセキュリティ強化に繋げる方法を共に整えていきましょう。























