情報セキュリティ対策は、守るべき情報資産と、それに対する脅威から守るためにどこに対してどのように実施するのか、を漏れなく把握し、優先度を設定して効果的に対策したい。この一連の作業はベクトプラクティスがある。したがって、各組織において特殊な事情を加味する必要はあるものの、ゼロベースから試行錯誤しなくてもよい。 このベストプラクティスはセキュリティ要求工学の分野における考察に存在する。そこには、脅威がシステム上にあると仮定して、それが発生したときのリスクを洗い出し、各リスクへの対策はどのようなものがあり、対策ができているか等を考察、評価するための手法がある。一般的には脅威分析と呼ばれており、脅威分析は考え方だけでなく、分析・識別・評価する作業方法も含まれる。 セキュリティ対策において、そこに無限にリソースを割り当てることは現実的ではないので、対策の網羅性をカバーしつつ、優先順位付けを行うことになるが、脅威分析はそれも考慮されており、また、これがセキュリティ対策を進めていく過程での舵取りとなるため、重要なツールであるといえる。